GAVIアライアンスは、2020年までに発展途上国の最大2,800万人の少女たちにHPVワクチンを接種する取り組みを行っています。
3月8日(ジュネーブ):発展途上国に対してヒトパピロマウィルスワクチン(HPVワクチン)の導入を加速化するGAVIの取り組みがWomen Deliverによって評価されたことで、早ければ2013年にも発展途上国にHPVワクチンを導入するというGAVIの計画の実現可能性が高まりました。
HPVの感染率は非常に高く、ほぼすべての子宮頸がんの原因となります。子宮頸がんで毎年25万人以上の女性が亡くなっていますが 、その85%が発展途上国の女性です。途上国では、多くの場合効果的な検診や治療へのアクセスがないためです。
既存のHPVワクチンによって、子宮頸がんは最高70%まで予防できます。しかしワクチンが高価なため、途上国ではHPVワクチンがあまり活用されていないのが現状です。子宮頸がんがもたらす負担は途上国で最も高く、GAVIはワクチン製造業者と協力して、HPVワクチンの価格削減につとめています。
2011年11月、GAVI理事会はHPVワクチン導入のための財政支援を承認しました。承認にあたって、より購入しやすい価格をワクチン製造業者が保証することが条件になっています。
セス・バークレーGAVI事務局長は、以下のように述べています。
「女性と少女の健康を推進するWomen Deliverのようなグローバルな組織がGAVIの活動を評価したのは嬉しいことです。GAVIのHPVワクチン支援は、困難な状況にある何百万という女性たちの死を防ぎ、健康を守ることができるのです」
GAVIのHPVワクチンへの取り組みは、Women Deliverによって「少女と女性の健康推進のための最も画期的な50のアイデア」の一つに選ばれ、国際女性の日に発表されました。
GAVIがHPVワクチンに重点をおいた活動を行うことで、発展途上国の少女たちは将来、先進工業国の少女たちと同じように、HPVワクチンへのアクセスを持てるようになるでしょう。
HIV/AIDSと同様、子宮頸がんによって人生の最良の時期を奪われる女性が多くいます。GAVIは2020年までに、2,800万人以上の少女たちに対するHPVワクチンの接種を支援し、彼女たちとその家族を子宮頸がんによって引き起こされる悲劇から守ります。子宮頸がんは途上国における女性のがん死の第二の要因ですが、一方で子宮頸がんによる死はワクチンで防げるのです。
Women Deliverによると、国際女性の日に先立って「少女と女性の健康推進のための最も画期的な50のアイデア」には、世界103カ国から数百件にのぼるオンライン推薦が寄せられました。6,000人以上がオンラインで投票し、最終的に50のアイデアが選ばれました。
「今回選ばれた50のアイデアは、創意工夫と献身に満ちています。このことは、我々が女性と少女たちのためによりよい世界を作り出せるのだということを示しています」
Women Deliverの創設者で会長でもあるジル・シェフィールドはこう述べました。